今回は、アフィリエイトが雑所得か事業所得か、どっちに分類すべきか、税理士さんに聞いてみました!
・アフィリエイト収入は雑所得か事業所得か、生計を立てているか否かで決まる
・雑所得と事業所得の性質を知る
(質問年月:2019年5月)
アフィリエイト収入は雑所得か事業所得か

コジサポって知ってますか?
現役の税理士の方が、ラインで税金の質問に答えてくれるサービスです。
今回、これを利用して税理士の方に確認しました。
※コジサポはサービス修了しています。
雑所得か事業所得かについてですが、立場によって変わってきます。
会社員の副業の場合
【コジサポさん回答】
雑所得になりそうです。
今後、アフィリエイト事業の規模を広げていくつもりがあれば、事業所得に該当することも考えられます。
個人事業主の場合
【コジサポさん回答】
他にメインの事業があって片手間にやっているだけなら雑所得、今後事業として規模を広げていくつもりがあるのならば事業所得、といったところでしょうか。
法人の場合
【コジサポさん回答】
法人は法人のすべての売上・収益から費用を差し引いて法人税を計算します。
会計処理は会社員、個人事業主とほぼ同様です。
アフィリエイト収入は「売上・収益」になります。

雑所得と事業所得の見分け方

会社員の副業と個人事業主の場合ですが、上記の回答では、雑所得か事業所得か、かなりあいまいな感じですね( ゚Д゚)
それでは困るので、もう少しつっこんで聞いてみました。
アフィリエイト収入で生計を立てているか?
【僕の質問】
「雑所得か事業所得かですが、どういう基準で分けていますか?」
【コジサポさんの回答】
事業所得と雑所得の区分は、反復性・継続性などいくつか要素によって判断します。
簡単に言うと「アフィリエイトで生計を立てているか」という感じです。
ざっくりと、副業なら雑所得、メインの収入で、アフィリエイトで食べていってるなら事業所得というイメージで捉えてもらえばいいかなと思います。
なるほど、そういうことですね。
でも生計を立てているか、というのは個人差が出てきますよね。
独身の人と、家族4人養っている人では、生活費が変わってきますから。
例えば月間10万円以上は事業所得、などという基準でもあればいいのですが、それがないようです。
結局は、自分がどう申告するか、という部分にもよってくるような回答ですよね。
では、気になることがあります。「雑所得か事業所得のどっちがメリットが大きいか」ということです。
雑所得と事業所得の違い、メリットは何か?
【コジサポさんの回答】
・主な違いは経費の範囲(事業所得の方が少しだけ広いです)
・青色申告ができるか否か(事業:〇 雑:×)
・他の所得と損益通算ができるか否か(事業:給与・不動産と通算可 雑:雑所得同士のみ、但し場合によります)
基本的に要件が決まってるので、選べるものではないですが、節税のしやすさという点では事業所得に軍配が上がります。

【まとめ】アフィリエイトは雑所得か事業所得か
・雑所得か事業所得か、アフィリエイトで生計を立てているか否かで決まる
・事業所得のほうが、節税効果は高い
・なんでも事業所得にできるわけではない
確定申告って難しい…。今回の感想です(‘ω’)
いざ確定申告するとき、またいろいろと疑問点が出てきそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました!