コンテキスト思考を読んでみました【アフィリエイトに当てはめてみよう】

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アフィリエイトの枠にとどまらず、ビジネス界でも一歩先を行く、たかぽんさんのブログが久しぶりに更新されていました。

3年後に生き残るアフィリサイトを考えてみた①:たかぽんアンテナ

アフィリエイトで成功するという枠にとどまらず、ビジネスで成功するための重要なことが書かれており、大変勉強になりました。ありがとうございます。ビジネスを始めている人でまだ見ていない方はすぐにでも見ておきましょう。

そして、ブログで紹介されていました「コンテキスト思考」という本、非常に興味をもちましたので早速読んでみました。
コンテキスト思考

マーケティングやキャッチフレーズなど、売上を上げるためのテクニックの本は色々と読んできましたが、このコンテキスト思考はこれまで読んできた本にはのっていないビジネスの根本にある重要な点について書かれており、今後大いに役立つ本となりそうです。

少し本のネタバレになってしまいますが、このコンテキスト思考について紹介し、アフィリエイトに当てはめて考えてみたいと思います。

コンテキスト思考とは

まず、コンテキスト思考とは何かについてみてみましょう。

コンテキスト思考を理解するにあたり、対極にあるコンテンツ思考と比較するとわかりやすいです。「コンテキスト思考」と対極にある言葉として「コンテンツ思考」というものがあります。

コンテンツ思考は数字や文字にあらわされた客観的なデータに着目した思考です。一方、コンテキスト思考とは背景、過程といった数字や文字では表現できない主観的な点に着目した思考をいいます。

コンテンツ思考はいわば「結果」に焦点を合わせているのに対し、コンテキスト思考はその結果に至るまでの「背景」「過程」に焦点を合わせています。

書籍によると、コンテンツ思考は欧米流のデータに着目した理論的な考え方であるのに対し、コンテキスト思考は日本古来のあうんの呼吸のようなデータにはあらわすことができない考え方であると書かれています。

コンテンツ思考→数字や文字で表現されたデータ、結果に着目した考え方、欧米流、客観的

コンテキスト思考→結果に至るまでの過程、背景に着目した考え方、古来日本流、主観的

従来はコンテンツ思考主流で経済は成長していましたが、現代ではコンテンツ思考では他社との差別化ができず、コンテンツ思考に偏重した企業は衰退していっています。

たかぽんさんのブログでも紹介されていましたが、例えば通信業でAppleとSonyに大きな差が出ています。

AppleのIPhoneの広告はその製品のスペックを詳細にアピールするものではなく、快適な生活といった背景に着目した広告になっています。テレビCMではジョギングのときにIPhoneを使ったり、音楽を聞いたり、旅行先の写真撮影に使ったり、ダイエット計測に使ったりと、快適な生活を送るために役立つ製品であることをアピールしています。

多くの視聴者はIPhone=快適な生活であると印象付けられます。

一方、SONYの製品はやれ何GBだとか、高速だとか、通信速度がどうとか、数字や文字にあらわされたデータに着目した点をアピールしています。コンテンツ思考と考えられます。

時代がIPhoneを選んでいるようにコンテキスト思考へとトレンドは変化しています。

その他、コンビニ業界でもセブンイレブンはコンテキスト思考の考えを主体とし、なぜその商品が売れたのか、その背景までに着目して戦略を立てるようにしています。その結果、他社との差別化を図ることができ、売上も一歩抜き出ています。

コンテキスト思考を主体とすることで、データ分析だけでは生まれてこなかった新しい面白い成果を生み出すことができるとこの本では書かれています。

そして、このコンテキスト思考は3つの土台によって形成されています。

  • Surroundings(環境)
  • Soil(土壌)
  • Sun(太陽)

コンテキスト思考をより深く理解するために、この3つの土台それぞれについて、身近なビジネスであるアフィリエイトに当てはめて考えていきたいと思います。

コンテキスト思考①:Surroundings(環境)

コンテキスト思考の土台の一つであるSurroundings(環境)とは、ある結果に至るまでの背景のことを意味します。

こんな例示が示してありました。

あるコンビニエンストアで売上が伸び悩んでおり、店長はどうすればいいか、コンテンツ思考をもとに売上データを分析しました。

売上を分析した結果、特に売上が伸びていないのは弁当コーナーであり、その中でもサラダ関連が売れていないことがわかりました。そこで、その店長は弁当コーナーにあるサラダを一掃し、弁当の中でも良く売れている幕の内弁当を多く並べることにしました。

その結果、幕の内弁当は良く売れて弁当コーナーの売上は上がりました。ですが、不思議なことに店舗全体の売上は下がってしまいました。これも原因を分析したところ、どうやらサプリメント関連の売上が減少したことが原因となっているようでした。

なぜ、サプリメントの売上が伸びなくなったのか、店長はお客さんにヒアリングしたりと調査しましたが、その答えは出てきませんでした。試しにサラダ類を元に戻すと、サプリメントの売上も戻りました。

これはなぜか。

答えはサラダ類が多く置いてあることによって、それを見たお客さんは無意識のうちに健康に対する意識が高まり、サプリメントを買いたいという欲求が生まれたことによるものでした。幕の内弁当では、健康に対するイメージがわかず、その結果、サプリメント売上が減少してしまったのでした。

コンテンツ思考の場合この「幕の内弁当を増やしたらサプリメントの売上が減った」というデータにしか着目しないため、店舗売上全体が落ちるのであれば、サラダ類をもとに戻そうと考えるでしょう。

ですが、コンテキスト思考があれば、「幕の内弁当を増やしたらサプリメントの売上が減った」という結果に至った背景に着目するようになります。その背景とは「サラダ類が健康意識を高め、サプリメント需要を促進した」ということです。

この背景を理解できれば、店舗の全体の売上が落ちることを理由に単純にサラダを元に戻すのではなく、「サラダとは別に健康を促進するものを商品棚に飾る」といった新しいアイデアを生むことができます。

これにより、サプリメントの売上を減らすことなく、弁当コーナーの売上を増やすことができるというわけです。

コンテキスト思考があることによってデータばかり見ているコンテンツ思考の他社よりも一歩抜きんでることができるというわけです。

Surroundings(環境)をアフィリエイトに当てはめる

では、このSurroundings(環境)をアフィリエイトに当てはめてみましょう。

例えば、良く売れている広告を前面に押し出し、ランク1位にさせた結果、確かに1位は売れたけど、全体としての売上は減少したとか、売れていない広告をランキングから除外した結果、1位の広告の売上も落ちてしまったなど。単純に売れている広告だけを集めても思うようにいかないことは多いでしょう。これはかなり経験している人が多いと思います。

上記の現象をコンテキスト思考で背景を分析すると

  • スペックが劣っている5位の広告があるがゆえに、1位の広告が良く見えてクリックを促されていた。
  • 優れている広告が2位にあることにより、無難にはいかず、あえて2位を選んでみようと考えている層の意識を刺激していた。

といった背景が考えられるかもしれません。

また、アドセンスの場合もアドセンス広告を単純に増やしても逆に売上が減ることも良くあります。これも、なぜクリックが増えないのか、ユーザーの立場になりその背景まで理解することができれば、新たな売上アップのアイデアが浮かぶかもしれませんね。

アフィリエイトでも結果だけに着目するのではなく、なぜその結果に至ったのか、その背景まで分析するようにしていきましょう。

コンテキスト思考②:Soil(土壌)

次にSoil(土壌)についてみていきます。

Soil(土壌)とは一言で言うと「ぶれない自分軸」をもつことです。周りの環境に左右されず、おもしろい成果を出すための自分の軸をもつことです。

自分軸をもっている人を例にあげると、やはりスティーブジョブスが最も印象的です。

スティーブジョブスの本も読みましたが、彼は「今までにない良いものを作る」「本当に凄いものを顧客に見せればそれがほしくなる。だから市場調査をしても無駄だ」とよく言っていたようです。

これぞまさに自分軸をもつ、土壌をもつコンテキスト思考であると言えます。

市場調査等の過去の情報に頼って、自分の軸をもたず、周りの意見に振り回されてブレブレで経営していては今までにない画期的なアイデアは生まれないということですね。

この自分軸があったからこそ、今までになかったMac、IPad、IPod、IPhoneなど、時代の先を行く製品を生み出すことができたのでしょう。市場調査をしてもIPhoneのアイデアは浮かびません。

また、日本で言うと稲森和夫氏も自分の軸をもっている代表的な経営者でしょう。

常々、筋肉質な組織を作る、日本を、世界を、宇宙をいい方向に持っていくために日々努力し続けることが使命だと、そしてベストを尽くすのではなく、パーフェクトを尽くす、という自分軸をぶれずに通していきました。結果はご存知の通りですが、通信業界にも日本航空再興にも大きな結果を残しています。

Soil(土壌)をアフィリエイトに当てはめる

では、Soil(土壌)をアフィリエイトにあてはめて考えてみましょう。

アフィリエイトにおいても自分軸をもつことは大事です。

看護師案件が儲かるよとか、キャッシングが良いよとか、ブログがいいよとか、サイトアフィリがいいよとか、ブラックSEOがいいよとか、いやいやホワイトでしょとか、SNSがいいよとか、情報商材が儲かるよとか、外注にしなきゃとか、外注はダメだとか、街コンはいいよとか

多くの情報が日々入ってくるかと思います。

それを参考にするのはもちろんいいのですが、自分軸を決めず、ふらふらと周りの意見に振り回されて決めていたのでは、他にはないおもしろい成果は決して生まれないでしょう。また、他者の模倣だけではその人を超えることはできないでしょう。

儲からないと言われているジャンルであっても、儲からないといわれている手法であったとしても、自分軸に照らした時にこれは成功すると確信しているのであれば、ぶれることなく進むことで差別化された成果を生み出すことにつながるはずです。

ただし、うまくいかないときには軸を修正することは必要です。

自分軸をもつことと、頑固になることとは似て非なるものですのでご留意ください。

ただ、自分軸を持ち、突き進むことで、たとえ結果が出なかったとしても他にはない経験を得ることができ、大きな成功に近付くことは間違いありません。

コンテキスト思考③:Sun(太陽)

最後はSun(太陽)についてです。

Sun(太陽)とは目的を意味します。

企業で売上を2倍にすることを目標にする。これはコンテキスト思考ではなく、コンテンツ思考の目標になります。目的と目標は異なります。

ある企業で売上を2倍にするといった目標(コンテンツ)を掲げ、目的(コンテキスト)というものが不明確であった場合、それを聞いた従業員の人は「どうせ無理だろう」とか、「やればいいんでしょ」とか、やらされ感や不安感が組織に広がり目標達成に結び付きません。

目的(コンテキスト)を共有する必要があります。

目的とは「果たすべき使命」「あるべき姿」「なりたい自分」などと言い替えることができます。

例えばスティーブジョブズは「今までにない画期的な製品を作り、IT業界に革命を起こす」といったことや、パソコンが家庭に無かった時代に「1家に1台パソコンがある時代をつくる」といった使命を社員にも共有していました。

稲森和夫も「通信業界に革命を起こす」「もっとより良い価格で通信を提供する」といった使命を社員に共有していました。

単純に売上数値目標といったものを立てるのではなく、目的まで共有することで社員が一丸となり、大きな成果を生むことにつながります。

Sun(太陽)をアフィリエイトに当てはめる

これもアフィリエイトに当てはめてみましょう。

社員をもっている人や外注さんと長期契約している場合は単に数値目標を掲示するのではなく、「どういったサイトを作ることを目的としているのか」「どういった人たちに役立つために作っているのか」といった「使命」「ありたい姿」を共有することが良い成果を生むことにつながります。

私もいくつかのジャンルで記事の外注をしていますが、看護師の場合は「新人の看護師さんに役立つようなサイトをつくるため」とか、転職ジャンルの場合は「中高年で転職活動で苦しんでい人たちに少しでも役立つ情報を提供する」とか「ブラック企業で苦しんでいる人たちに転職への道を示して上げる」といった目的も共有するようにしています。

その結果、長期間気持ちよく作業をしてもらえますし、良い記事も書いてくれるようになっているとおもいます。

また、アフィリエイトをすることそのものの目的も明確にしておくことが良いでしょう。

単に月100万円の売上を達成させる。といったコンテンツ思考の目標だけではなく

  • 月100万円を達成し、豊かな生活を送る
  • 多くの人にアフィリエイトという起業の道を示す
  • サイト訪問者に役立つ情報を提供する
  • 広告主-ASP-消費者-アフィリエイターでWIN-WIN-WIN-WINの関係を構築する

といった、前向きな使命や目的をもつことが大きな成果につながるのではないかと思います。サイトを作るときも数値目標だけではなく、Sun(太陽)も考えて作成してみてはいかがでしょうか。

コンテキスト思考 まとめ

コンテキスト思考はアフィリエイトだけにとどまらず、今後のビジネスを成功させ、世の中をよりよくするために必要な思考であると感じました。なんとなくで読みましたが、バイブルになるほど価値のあるビジネス書でしたね。本当に紹介していただきありがとうございます。

コンテキスト思考の3つの土台(Surrondings,Soil,Sun)を意識して、今後も前進していきたいと思います。


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追記2015年11月:コンテキスト思考を実践した記事も書きました。参考にしてください。

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